女性の活躍推進企業データベース

厚生労働省

データを見るときのポイント!


14項目すべて公表している「全データ公表」マークのある企業にも注目しましょう。本データベースで公表されているデータは、企業自らが公表しているものです。


  • えるぼし認定
    厚生労働大臣から、女性の活躍を推進している企業である認定を受けた企業です。基準を満たす項目数に応じて3段階あります。
    (画像は左から3段階目、2段階目、1段階目のマークです。)

    プラチナえるぼし認定
    女性の活躍推進に関する取組状況が特に優良な企業を認定するマークです。
    くるみん認定
    厚生労働大臣から、「子育てサポート企業」として認定を受けた企業です。星の数は、これまで認定を受けた回数を表しています。

    プラチナくるみん認定
    くるみん認定を取得している企業のうち、さらに両立支援の取組が進んでいる企業が一定の要件を満たして認定を受けた企業です。

    トライくるみん認定
    厚生労働大臣から、「子育てサポート企業」として認定を受けた企業です。星の数は、これまで認定を受けた回数を表しています。
    2022年度からスタートした新しい認定制度です

    くるみんプラス認定、プラチナくるみんプラス認定、トライくるみんプラス認定

    くるみん、プラチナくるみん、トライくるみんの一類型として2022年度から創設された認定制度で、不妊治療と仕事を両立しやすい職場環境整備に取り組み認定を受けた企業です。

    均等・両立推進企業表彰
    厚生労働省が「職場における女性の能力発揮を促進するための積極的な取組」および「仕事と育児・介護との両立支援のための取組」について、他の模範となる取組を推進している企業を表彰。(2018年度で終了)
    イクメン企業アワード
    厚生労働省が、男性の育児と仕事の両立を積極的に促進する企業を表彰。(2020年度で終了)
    ユースエール認定
    厚生労働大臣から、若者の採用・育成に積極的で、若者の雇用管理の状況などが優良な中小企業として認定を受けた企業です。
  • なでしこ銘柄
    経済産業省は、東京証券取引所と共同で、2012年度より女性活躍推進に優れた上場企業を「なでしこ銘柄」として選定しています。

    ダイバーシティ経営企業100選/新・ダイバーシティ経営企業100選

    経済産業省では、平成24年度より、多様な人材の能力を活かし、価値創造につなげている企業を表彰する「ダイバーシティ経営企業100選」を実施。 平成27年度からは、今後、広がりが期待される分野として重点テーマを設定した「新・ダイバーシティ経営企業100選」として実施。(2020年度で終了)

    100選プライム
    経済産業省では、中長期的に企業価値を生み出し続ける経営上の取組を「ダイバーシティ2.0」と位置づけ、企業が「ダイバーシティ2.0」を実践するにあたって取るべきアクションを整理した「行動ガイドライン」をもとに、「全社的かつ継続的にダイバーシティ経営に取り組んでいる企業」を「100選プライム」として、2017年度より新たに選定。(2020年度で終了)

    女性が輝く先進企業表彰
    女性が活躍できる職場環境の整備を推進するため、役員・管理職への女性の登用に関する方針、取組及び実績並びにそれらの情報開示において顕著な功績があった企業を表彰するものです。極めて顕著な功績があったと認められる企業には「内閣総理大臣表彰」を、特に顕著な功績があったと認められる企業には「内閣府特命大臣(男女共同参画)表彰」を授与。(2020年度で終了)
    全データ公表
    14項目のすべてのデータ項目を公表している企業です。

個別の項目についてのポイント
現時点の数値だけでなく、改善に向けた取組状況や今後の目標(「その他関連する取組」の「女性活躍推進法に基づく一般事業主行動計画」)も併せて見ることで、企業の女性活躍推進に向けた姿勢を読み取りましょう。
採用 「採用者に占める女性比率」や「労働者に占める女性割合」が著しく低くないか。
「競争倍率」が男女で大きく異なっていないか。
  • 現時点の数値だけでなく、改善に向けた取組状況や今後の目標(「その他関連する取組」の「女性活躍推進法に基づく一般事業主行動計画」)も併せて見ることで、企業の女性活躍推進に向けた姿勢を読み取りましょう。
  • 働きやすさに関する指標(例:残業時間や年休取得率、育休取得率、くるみん認定の取得等)だけではなく、活躍に関する指標(例:管理職に占める女性比率、男女の賃金の差異、総合職や正社員への転換実績、えるぼし認定の取得等)も併せて見ることで、その企業で男女問わず能力に応じて力を発揮できているかを読み取りましょう。
  • どのくらい多くの項目を公表しているかについても企業の女性活躍推進に対する姿勢を表すものです。
  • 認定企業について:データベースの「企業認定等欄」に上記いずれかのマークがついている企業は、女性の活躍を推進している企業や子育てサポート企業など、一定の基準を満たして国の認定を受けた企業等です。
継続就業 「平均継続勤務年数」が男女で大きく異なっていないか。
「10年目定着率」が男女で大きく異なっていないか。

※目安として、女性の継続勤務年数や定着率が男性の8割より下回っていないか。
  • 「設立まもない企業」「近年、新規採用を増やした企業」では、平均継続勤務年数が短く出る傾向にあります。また、「平均継続勤務年数」については改善まで長期間を要することから、近年女性の活躍推進に積極的な企業については、「10年目定着率」を参照する方が、実態をより正確に見ることができます。
  • 「設立年度」「新規採用者数の推移」を別途調べることをお勧めします。
働き方改革 「育休取得率」
  • 男性の育児休業取得率にも着目し、男性も「ワーク・ライフ・バランス(WLB)」を実現できているか、育児を男女で担う雰囲気があるかを見てみましょう。
  • また、育休取得率は必ずしも高い方が良いというわけではなく、短時間勤務や在宅勤務、フレックスタイムなど柔軟な働き方を活用して、育児と両立しながら働ける企業もあることに留意しましょう。(「その他関連する取組」の企業の自主的な取組については、「自由記述欄」も参照。)

「平均残業時間」
  • 「長時間労働是正のための取組」について、取組の有無が一覧画面から、取組内容が詳細画面から分かります。

「年次有給休暇取得率」
  • どのくらいワーク・ライフ・バランスが取れているかの目安となります。
登用 「係長級に占める女性割合」は、「採用者に占める女性比率」や「労働者に占める女性割合」に比べて著しく低くないか。
  • 管理職候補の女性がどのくらい育成されているかが分かります。

「管理職に占める女性割合」は、業界平均値と比べてどうか。「採用者に占める女性比率」や「労働者に占める女性割合」に比べて著しく低くないか。
※業界平均値について、「報道業」は「情報通信業」の平均値を参照。
  • 併せて「係長級に占める女性割合」や、えるぼし認定基準にもなっている「課長級への昇進者に占める女性割合」を見ることで、管理職や管理職候補の女性がどのくらい育成されているかが分かります。
多様なキャリアコース 「男女別の職種又は雇用形態の転換実績」
  • 一般職から総合職への職種転換や、非正社員から正社員への雇用形態の転換などが男女別にどのくらいいるかが分かります。
男女の賃金の差異
  • 男女の賃金の差異は、常用労働者301人以上の企業に公表が義務付けられており、比較可能性の観点で有効な項目です。男女の賃金の差異は、募集・採用、配置・昇進等の男女差の結果がその差異として現れるものですので、男女の賃金の差異のみに着目するのではなく、その差異の要因となる「採用に占める女性比率」、「競争倍率」、「労働者に占める女性割合」、「管理職に占める女性割合」、「平均継続勤務年数」「10年目定着率」を併せて見ることで、その企業で男女問わず能力に応じて力を発揮できているかを読み取りましょう。
  • 例えば、「女性活躍の観点から、女性の新卒採用を強化した結果、相対的に賃金の低い女性社員が増加した」企業は、女性活躍の取組を進めているにもかかわらず、男女賃金格差が大きい可能性もあります。また、「男性は若い社員もいるので、賃金が低い者もいる。女性は若い社員がほとんどおらず年齢の高い比較的賃金高い者が少人数いる」という企業は、男女の賃金の平均をみると、男性の方が低いという可能性もあります。このため、男女の賃金の差異の説明欄に記載された企業の女性活躍に関する取組等の内容や、「労働者に占める女性割合」や「平均継続勤務年数」等他の情報公表項目を併せて見れば、企業の実像がうかがえるでしょう。
  • 現時点の数値だけでなく、改善に向けた取組状況や今後の目標(「その他関連する取組」の「女性活躍推進法に基づく一般事業主行動計画」)も併せて見ることで、企業の女性活躍推進に向けた姿勢を読み取りましょう。


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