確かに、女性の採用比率や女性社員の割合などに比べると、実感がわかないかもしれません。

でも、女性役員比率からは、こんなことが見えてくるんです。

社風や働き方の多様性

役員は、経営の意思決定を行う重要な役割です。

企業の重要なことを決める役員に、さまざまな性別、さまざまな考え方や背景を持つ人がいることは、その企業の社風や働き方の多様性に大きく影響します。

役員の構成は、企業の多様性を見るヒントになります。

投資家や取引先も注目している

女性役員がいる企業、役員のメンバーに多様性がある企業は、経営の重要な決定にさまざまな意見が反映するため、イノベーションが起こりやすいと考えられています。また、女性の採用や育成に積極的な企業が多く、将来的な人材の確保、育成も期待できます。

そのため、投資家がどの企業に投資するかを検討する際、重要視するデータと言われています。

また、女性役員がいる企業は、ハラスメントなどのリスクも低くなると考えられ、企業同士が取引先を選ぶ際にも注目されるデータです。