事前に集めていた情報が役に立ちました
一人暮らしだった母が脳梗塞で倒れ、5か月の入院の後、自宅に同居することになり、夫と二人で介護をしています。入院中は、役所の手続きや母の転居手続き、家のリフォーム工事等のために介護休暇を時間単位、半日単位、一日単位で利用してきました。退院後には、通院の付き添いやケアマネジャーとの打ち合わせ、ショートステイ初日の付き添い等で入院中より休む頻度が高くなりました。介護サービスとしては、訪問介護、デイケア(通所リハビリテーション)等を利用してきましたが、
自宅での介護を続けるうちに、夫と二人での介護は体力的にきついことがわかってきたため、最近はショートステイ(短期入所生活介護)も利用しています。
母の介護が始まる前から、私の周囲には介護をしている知人が複数いたため、ある程度の情報は入手しており、また、会社の介護セミナーにも以前から参加して情報収集を行ってきたため、介護関連の制度や手続き等はある程度イメージできていました。特に、「介護のしおり」に介護の制度や両立の事例が掲載されており、とても参考になりました。
介護サポートプログラムにより働き方のアドバイスを受けられました
介護が始まって最初の1か月ほどは、慣れないことが多く、とにかく大変でした。介護自体も大変でしたし、いろいろな手続きも多く、時間の調整も試行錯誤の毎日でした。また、当初は急に休みをいただく都度、同僚に個別に業務を依頼しており、申し訳ない気持ちも感じていました。しばらくして会社の「介護サポートプログラム」により人事部、自部門の人事担当の上司との三者面談を設定してもらい、
働き方に関するアドバイスを頂きました。人事担当者から利用できる制度を説明してもらい、必要な対応を考えることができました。面談後は、担当上司に連絡すると、業務を部内で調整する仕組みを考えてくださり、急な休みでも個別に同僚に依頼しなくて済むようになり、気持ちも楽になりました。
また、以前、会社の介護セミナーで配布されたエンディングノートを何気なく母に渡していたのですが、母が元気なうちに必要事項を記入して準備してくれていました。自宅で母を介護するようになり、記入されていた内容が役に立っており、未然の準備の大切さを感じています。