当社で初めての女性営業職として入社。
上司の言葉に励まされ、育児休業を取得後に復職
私が新卒で入社してから31年が経ちました。広告の販売・提案をする営業職として採用されたのですが、当時の営業現場は男性が主体で、私を含めた3人が、女性として初めての営業職に就きました。それから子どもが生まれるまでの10年間、営業部に在籍しました。
当時はまだ、出産に伴う退職は当たり前という雰囲気でしたが、上司の「これからの時代、子どもを持つ女性も働いていく時代だろう。できる限りのサポートをするので復帰してみないか」という言葉に励まされ、復職することを決めました。まだ制度もなかったため、厚生労働省や東京都にも相談しながら、育児休業を取得しました。
復職後は元の部署に戻る心づもりだったのですが、子どもを育てながら営業現場に戻ることは難しいだろうとの周囲の意見もあり、管理部門に異動することとなりました。
その後、もう一人子どもが生まれ、しばらくは子育てをしながら伝票処理を行う業務管理を担当し、昨年総務部に異動しました。
若い女性従業員たちのためにも、
女性管理職として道を開いていきたい
女性としての意見・提案が伝えやすい環境が整ってきており、大きな変化を感じます。以前は女性が仕事の話をしづらかったようなところもありましたが、最近は「女性だから」「男性だから」という意識がなくなり、より働きやすい環境になりました。当社は、女性も第一線で活躍している会社だと思います。
私が管理部門で副部長になったとき、後輩の女性従業員に、「私たちもそれを目指していいんですね」と言われました。子育てとの両立で私自身も不安に感じていたところがあったのですが、祝福の言葉を受け、彼女たちにとっての道を開いていかなければならないと感じました。
管理職になると、より自分の意見を会社に伝えていくことができます。もしチャンスが巡ってくれば、より自分のイメージしている働きやすい環境、女性に限らず皆さんが活躍できる環境づくりの力添えができればと考えています。