事前の準備や資料作成をしっかりして信頼関係を構築しました
私は建築系の専門学校を卒業し、当社へ入社して6年目になります。入社当時は、技術事務職として、上司とともに工事現場へ行き、現場の写真撮影、書類作成等の現場の補助作業を2、3年ほど行いました。その後、少しずつ管理監督者として工事現場を持たせてもらえるようになり、
今では一人で現場を担当しています。初めのうちは、飲食店、事務所、アパート、イベント仮設の設置など小規模な工事現場から担当しました。
当初は現場のサポート業務のみを担当すると考えていたため、上司から現場監督の話をいただいた時は不安もありましたが、仕事のステップアップや自身の勉強のために挑戦しました。男性の場合は通常、現場作業を半年から1年経験した後に現場監督になるため、作業の手順等を把握していますが、私は現場作業の経験がないため、具体的な作業手順や材料の名前等を正確に理解できておらず、毎日が勉強でした。現場では職人気質の方もおり、言葉のあたりが強く、「女性で大丈夫なのか」というような声もありましたが、どうしても理解を得ることが難しい現場には上司にも来てもらったり、事前の下調べや資料作成等の準備をしっかりすることにより、次第に信頼を得ることができ、そのような声も聞かなくなりました。今では、現場で仕事をするという点において、男性であろうと女性であろうと違いは無いと考えています。
現場で活躍する後輩が増えることがうれしい
現在は、現場監督の仕事に従事して充実した日々を送っていますが、現場の仕事は状況により、夜が遅くなったり、お客様のご都合で作業日が指定されたりすることもあるため、将来、結婚して子どもを育てていく時には、今と同じような働き方は難しいと考えています。このため、将来的には現場で蓄積している経験を活かした仕事の仕方を考えていきたいと思っています。
最近当社には女性が増え、私に続いて、一人で現場に出る後輩の女性も増えており、うれしく感じています。今後ますます、活躍の場が増えてくることを期待しています。