復帰する際は、復帰させてもらえるうれしさの反面、不安もありました
私は2002年に当社に入社し、約3年半勤務した後、実家を手伝うために退職し、県外の実家に戻りました。その後、縁あって結婚を機にまた岡山に住むことになったのですが、その時は有期契約での仕事をしたり、第1子が生まれてからは家から近い別の会社で働いていたりしました。
ウェルカムバック制度を利用した当社への再入社のきっかけは、第2子出産の際に、当時勤めていた会社をいったんやめざるを得ない状況となったことです。私は働き続けたいと思っていましたので、次の就職先をどうしようかと考え、以前お世話になった職場でまた働けないかと思い、当社に連絡を取りました。ウェルカムバック制度を知っていたのと、気心が知れている職場でまた働きたいと思ったのが理由です。
ただ、ウェルカムバック制度は、会社と退職した本人のマッチングが必要です。以前当社で働いていた当時、私は経理職として働いていましたが、再就職をお願いしに行ったとき経理職は人手が足りていました。無理かな、と思っていたところ、経理職ではなく物流センターの事務であればお願いしたいとの連絡を会社からいただきました。しかし、私は経理職での復帰を考えていましたのでかなり悩みました。携わったことのない仕事ですし、職場環境も経理と物流センターでは違いました。また、会社への通勤時間の問題もありました。前よりも通勤時間が長くなり、子育てをしながら仕事をやっていけるのか、お願いして入社させてもらうのに迷惑にならないだろうかと考えました。
そして家族とも十分に話し合い、会社とも相談して、育児短時間勤務制度を利用し当社に復帰することに決めました。
家族と職場の理解に感謝しています
私は以前とは違う職種での復帰でしたので、同じ会社での復帰とは言え、仕事はかなり大変でした。ただ、子育てをしながら仕事をする、というスタンスについては職場に理解がありましたので本当に助かりました。
以前とは違う職場なので一緒に働く人も違いましたが、物流センターは私より年上の従業員の方が多く、その多くが子育てを終えているくらいの年代の女性でした。そのため、子どものことで私が勤務時間を短縮していることも、また子どもの体調によって急にお休みすることも、とても理解してくれました。そのことが私にとっては本当に安心できました。
また、家族の協力にも感謝しています。保育園の送迎は夫と連絡を取りながら早く行けるほうが行ったり、子どもの学校行事なども夫が積極的に参加してくれたりします。
ちょうど今年から下の子も小学生になり、私は短時間勤務からフルタイムへ戻りました。大変ではありますが、職場環境も、去年からお休みが土日祝日の完全週休2日制になったり、残業もほとんどなくほぼ定時退社であったりとさらに働きやすくなっていますし、家族も変わらず今まで通り協力してくれますので、こうして働き続けられています。
ウェルカムバック制度の門をたたいた私を受け入れてくれた会社、支えてくれている家族、そして大きくなって私が仕事をしていることを理解して協力してくれる子どもたちにも感謝しています。