制度を利用し、活躍のチャンスがあった際に活かせる準備をしています
私は2004年に入社し、検査機事業の営業を担当しました。中国語が話せるということもあり、入社1年半後から7年間連絡事務所の立ち上げスタッフとして中国で勤務しました。その後、妊娠・出産を理由に帰国し、元の部署に戻りました。出産を経て2015年に復帰し、営業補佐として業務に従事しました。出産前は、営業担当者として販促活動等のためにお客様のところに直接伺っていましたが、拘束時間や残業が多いことから、復帰後は、仕事と育児の両立のために上司に相談して内勤に変更させてもらいました。フルタイムで復帰しましたが、子どもが突然熱を出すという状況も多くあり、午前中に病院に行って午後から出社をする場合等に、時間休や半休はとても使いやすいと感じています。また、これまでは残業にあまり抵抗がない雰囲気の職場でしたが、ノー残業デーを導入したことで、残業をしないことが普通だという雰囲気に変わってきていると感じています。早く帰れる雰囲気であることは、子どもがいる私としてはとても助かっています。
2022年から経営管理部に異動し、IR活動や会社のPRに携わる業務を実施しています。当社は人材育成の観点からトレーニー制度があり、私も希望を出して管理部門に研修に行った経験がありました。この経験が異動のきっかけになったかもしれません。中国での勤務も含め、女性が活躍できるチャンスが多い職場であると感じています。今後も、チャンスがあった際に受けられる準備をしておきたいと考えています。
Win-Winプロジェクトへの参加を通じて、働き方に対する考え方が変わりました
私は、2015年に復帰した後、Win-Winプロジェクトに6年参加しました。Win-Winプロジェクトに参加して、働き方に対する考え方が変わったと感じています。勉強会に参加する機会が増えたりなどして、女性活躍や仕事との両立に関して入ってくる情報が変わりました。また、これまでは目の前にある仕事をいかに効率的にこなすかに重点を置いていましたが、プロジェクトに参加することで、自分の足下だけでなく会社全体の動きをみるという視点が加わりました。Win-Winプロジェクトには、他の女性従業員の方にもぜひ参加してもらいたいです。
今後は、後輩たちの女性管理職に対する考え方を変えるきっかけになりたいと考えています。現在、管理職には優秀な方が多く、自分では力不足だと考えてしまう女性も多い状況です。管理職にも多様性を取り入れることが必要だと考えています。ロールモデルの先駆者になって、管理職にもいろいろな働き方の可能性があることを後輩に見てもらいたいです。