女性活躍・両立支援に積極的に取り組む企業の事例集

厚生労働省

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2023年度

社会福祉法人スプリング (医療、福祉)

スタッフが長期的に働き続けることができる環境づくりを目指して

認定マーク

企業プロフィール

設立
1976年
本社所在地
青森県八戸市
事業内容
医療、福祉
従業員数
188人(うち女性139人)
企業認定・表彰等
くるみん認定、えるぼし(認定段階3)、プラチナえるぼし

取組内容

女性職域拡大女性活躍推進

特徴的な制度・取組など

  • 限定正職員の設置や看護・介護休暇日数の拡充によるワーク・ライフ・バランスの維持
  • 出産育児支援マニュアルの作成
  • 業務サポート機器の導入による業務時の身体的負担軽減
  • 「キャリアパス概要図」を活用したキャリアパスに応じた人材育成

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インタビュー

  • 特別養護老人ホーム福寿草
    事務係長
    五戸 玲子さん

取組のきっかけ・経緯
スタッフが働く環境を改善したい

 当法人は、介護老人福祉施設の運営をはじめとした、福祉サービスを提供しています。働くスタッフは、20代~40代が大半を占めており、女性スタッフが約7割を占めています。しかし、現在の管理職が20代のときには、結婚や妊娠、出産、子育てを機に仕事を辞めるスタッフが多く、仕事を続けるには多くの困難をスタッフが個人で解決するしかない状況がありました。そこで当法人では、10年ほど前から現在の施設長主導のもと、働きやすい職場作りとしてさまざまな取組を行ってきました。この取組は、女性スタッフが結婚や出産をした後も安心して働き続ける事、そしてスキルアップ・キャリアアップできる環境を整えることを目的としており、当法人での女性活躍推進の取組のきっかけとなりました。また、女性活躍推進にとって、家庭における男性の活躍が重要であるという考えから、男性スタッフの育児休業制度の拡充にも取り組んでいます。

具体的な取組の内容
スタッフの働き方を多方面でサポート

●ワーク・ライフ・バランス、柔軟な働き方支援

 パートタイムから正職員への正職員転換制度の導入に加え、勤務時間や勤務地等を限定した限定正職員という職階を設け、仕事と家庭の両立が図れるよう選択が可能となっています。また、看護休暇や介護休暇をそれぞれ法律で定められた5日を上回る10日に拡充し、社会貢献や地域行事への参加などのボランティア参加のための休暇も設け、全スタッフの柔軟な働き方のサポートを行っています。


●出産育児支援マニュアルの作成

 法人内で、「出産育児支援マニュアル」を作成し、スタッフの妊娠、出産、復帰に際し、スタッフに必要な情報や法人内の各種制度をいつでも確認・利用できる仕組みづくりを行っています。また、職場復帰後に面談の機会を設け、法人全体でスタッフをサポートできる環境を整備しています。


●業務時の身体的負担軽減

 当法人では、業務サポートのための福祉機器やIT機器を導入しています。ノーリフティングケアによる持ち上げない介護は、妊婦の方や腰に負担があるスタッフでも負担なく業務を行うことができます。また、ICT化の推進により記録業務や情報共有の効率化を図り業務負担軽減に努めています。

 また、労働時間管理については社内検討委員会の設置・目標の設定を行い、週二回のノー残業デーを実施しています。時間外労働が増えた場合には、PDCAサイクルにより管理職が業務内容の見直しを行い、改善を行っています。


●人材育成

 スタッフのキャリアパス見える化を目的として、入社年次ごとで、法人が求める人物像やそれに関連する資格を詳細に示した「キャリアパス概要図」を作成しています。それをもとに、スタッフのキャリアパスに応じたサポートを行うため、年2回の面談を実施しています。

 また、積極的に外部研修への参加や、働きながら資格取得できる資格取得助成制度、キャリアアップ制度など、法人内制度の活用を推奨し、スタッフの人材育成に取り組んでいます。

取組の成果
スタッフのキャリアへの意識に好影響

 職場環境の整備によって、妊娠出産から仕事復帰時の離職率0%、時間外労働時間の半減、腰痛をはじめとした原因で離職するスタッフが0人といった効果につながっています。人材不足の中でも、ワーク・ライフ・バランスに向けてノー残業デー等の導入で業務改善を行い、生産性向上を図る意識に変わってきています。このようにスタッフが働き続けることができる環境が整備されたことで、資格の取得やスキルアップ・キャリアアップを目指すスタッフが増えたと感じています。

今後の課題・展望
モチベーション高く働いてもらいたい

 介護業界では、人材不足が大きな課題です。今後も引き続き、福祉機器の導入をはじめとしたスタッフの業務サポート、ストレスチェックによる働き方改善を進めていき、当法人の魅力を発信していきたいと考えています。法人として、スタッフがモチベーションを高く持って働くことができる環境を提供することで、女性職員活躍の推進に向けた取組を進めていきます。

従業員の声 制度利用者の声画像

法人に貢献できる人材を目指していきたい

ケアプラザ福寿草
松原 智美さん

法人内の制度や周りの皆様にサポートいただきました

 平成26年にパート職員として入社し、現在まで育児休業の取得、介護支援専門員の資格取得、令和3年4月に正職員転換制度の利用を経て、現在入社9年目です。入社当初は、慣れない土地での育児と仕事の両立に不安を感じていましたが、周りの方々に、温かいサポートをいただきながら、安心して制度を活用でき、現在まで仕事を続けることができています。

資格取得を目指して

 今後は会社のサポートを受けながら、社会福祉士の資格取得を目指します。当法人では資格取得を目指す方が多く、私も取得された方の姿を見て、自然と目指してみようと考えるようになりました。当法人では、資格取得を目指す際に、法人からの資格取得支援の他、既に資格を取得された先輩スタッフからのアドバイスや勉強法の共有も行っています。そうした取組が私たちスタッフの成長やキャリアアップにつながっていると考えています。私自身も、資格の取得やスキルを身につけ、当法人のサービス向上に貢献したいと思います。

(データの取材時点:2023年11月)

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