週3回4時間勤務からスタート
2015年に、短時間正社員制度を利用し、週3日4時間勤務で入社しました。以前は一般企業に勤め、結婚出産のため退職。しばらくは子育てに専念し、こどもが通園するようになってからはパートで働いていました。こどもが小学校を卒業するときに、自分の将来のキャリアを考え、もっと将来の発展性のある仕事がしたい。でも、まだ子育ては続きますし高齢の親も同居していたのでフルタイム勤務は難しい。そう思っていたときに、当社の求人を知りました。最初は週3日4時間勤務でしたが、こどもの成長に合わせて少しずつ伸ばし、現在は、週4日で8時半から16時45分まで勤務しています。
管理職の価値は勤務時間の長短とは関係ない
入社当時は短時間勤務の人が少なく「週3日しか来なくて何ができるんだ」と言われることもありましたが、だんだん短時間勤務の人が増え、先輩の短時間正社員がしっかり成果を出していたこともあって、批判的な声もなくなりました。
社長の勧めで運行管理者の国家資格を取得。その後、管理職になりました。最初は短時間勤務は管理職には不向きだと、躊躇しました。でも社長は「管理職は、会社に長くいる人ではなく、部下をフォローでき、いろいろな視点を持って組織の仕組みを考えられる人。時間は関係ない」と熱心に言ってくださり、挑戦しようという気持ちになりました。
しかし、通常勤務で働いている人から見たら、短時間勤務の者が管理職になるのは面白くないと思います。実際「管理職なのに早く帰る」「夜間勤務ができない」などの不満を聞くことはありました。しかし、社長がサポートしてくれたので、時間ではなく仕事内容で認めてもらえるよう、限られた時間で真摯に仕事に取り組んできました。
これからの世代のために、育児中でも責任ある仕事はできる、管理職だってできるということを示していけたらと思います。