支店長の後押しで正職員登用制度に挑戦
私は2008年にパート職員として入庫し、窓口業務や融資事務に従事していました。当庫では、パート職員が正職員になるには預金や融資など業務に関する複数の試験を受験して認定を取得する必要があります。私も正職員登用制度があることは知っており、いつか正職員になれるチャンスがきたときのために前もって認定の取得を進めていたものの、金融機関に勤めること自体が初めての自分が果たして正職員として働けるのか自信がありませんでした。家事や育児と両立しながら自学自習を進めるのは大変でしたが、3店舗目で異動した先の支店長から正職員への転換を勧めてもらいました。支店長が私に声をかけてくれたことはとてもうれしく、ありがたかったです。総合職と事務職の選択には悩みましたが、上席から総合職の仕事のやりがいや事務職との給与体系の違いなどの観点からアドバイスしてもらい、2017年10月に総合職として正職員になりました。勤務時間が長くなり、支店のあらゆることに気を配らなければいけなくなりましたが、より支店の皆さんの仲間になれたと感じており、モチベーションが高まりました。
自分らしい営業活動で、できるところまで昇格を目指していきたい
2020年4月には、マネーアドバイザー(MA)として、個人のお客様を対象にした預かり資産専門の営業に任命されました。コロナ禍の時期であったため、通常行われるMA向けの集合研修を受講することができませんでしたが、MAの統括部署から特別に支店に人員を派遣してもらい、OJTで業務を身につけてきました。営業の先輩たちと同行訪問をさせてもらうことで、営業の仕方には各人で特色があり、自分の色を持つことが重要と考えるようになり、先輩たちの良いところは積極的に取り入れながら、自分らしくお客様と信頼関係を築くことを心掛けています。その結果、2021年度上半期においては当庫内でトップの営業成績を収めることができました。
私が正職員になったとき、周囲に正職員登用制度を利用した方はいませんでしたが、支店の皆さんがいたので不安はありませんでした。今は役職がないので、まずは主任になることを目標に日々の業務に励み、できるところまで昇格を目指していきたいです。自身の経験からパート職員の気持ちはよく理解しているので、正職員への転換を考えている方にはサポートをしたいですし、是非、正職員登用制度を利用してもらいたいです。