育児休業を取得しやすい環境があった
私は1995年に入社して以来、運輸部など複数の部署や業務を経験し、その間、育児休業を2回取得しました。直近13年間は管理部に在籍しています。当社では地元の女性が入社することが多いことから、私が育児休業を取得した頃でも、育児休業を取得して復帰する女性従業員が多くいました。当時の休業可能期間は法定通りの子どもが1歳になるまででしたが、当社では育児休業を取得しやすい環境が整っていました。実際に取得してみると、育児休業期間中は会社の状況があまりわからず、復帰するときのことを考えると不安に感じることはありましたが、当社では育児休業から復帰の際は本人の意向も踏まえたうえで、原則として直近に在籍していた部署に配属されることになっていたので、その点は安心材料になっていました。
2015年、管理部で課長代理に昇格しました。昇格した際、業務内容の変更はなかったので不安はありませんでしたが、責任感が増すことを強く感じ、気持ちが引き締まりました。当時は先に管理職になった女性従業員が1名いたこともあり、とても心強かったです。
将来の自分の働き方を考える
自身のキャリアに対する考えが大きく変わったきっかけは、女性活躍推進研修への参加です。研修では、職場における女性のあり方や、女性活躍とはどのようなことを指すのかについて知ることができました。当時、私はすでに課長代理になっていましたが、ただ漠然と日々の目の前の業務をこなしていたところ、研修を通じて、自分がどのように働いていきたいか、先々のことまで考える必要があると思うようになりました。キャリア形成のため、興味関心のある通信教育や外部研修に積極的に参加しています。コロナ禍でオンライン研修が増えたことから、家庭の時間を確保しつつ、仕事にも時間を使えるようになりました。
物流業界は男性主体のイメージが根強いですが、今後も女性管理職の登用が進み、女性が活躍できる職場になってほしいです。当社の取組も年々良くなっています。性別にかかわらず育児や介護をはじめとしたさまざまな休暇が取得しやすく、働きやすい職場になるよう、私も貢献していきたいです。