継続就業を重視して転職を決断
私は新卒で宝飾品販売企業に就職し営業に従事していましたが、店頭販売業務があるため拘束時間が長かったり土日出勤があったり等、長く働き続けられる働き方ではなかったことから、福利厚生が充実し、有給休暇制度もしっかりしている当社への転職を決めました。
2005年の入社以降営業に従事し、1年間の育児休業および2年間の育児短時間勤務を経て、現在は課長代理としてフルタイムで勤務しています。育児休業期間中に社内システムが変更になったこともあり、復帰にあたっては不安に感じることもありましたが、周囲のサポートもあって自然と馴染んでいくことができました。入社当時は女性社員の先輩方は結婚を機に退職されることが多かったため、自分が子育てをしながら働くイメージを持っていませんでしたが、当社の制度があったからこそこれまで仕事を続けることができたと思います。勤務時間の管理の強化や休暇の積極的な取得の声掛けによって実際に休暇が取得しやすくなっているなど、会社の取組も年々良くなっていると感じています。
キャリアアップはひとつの選択肢として
制度以外の当社の取組では、女性研修に参加したことで、働くことに対する自身の考え方が前向きに変わりました。女性研修は、主に働くにあたっての意識やステップアップしていくことの考え方など意識面の内容が中心の研修です。普段は話す機会がない他の支店や本部の女性社員と意見交換をしながら自分の働き方について考えることができたことは、私にとってとても良い機会になりました。本研修に参加したことで、自分のキャパシティを把握して「できること」と「できないこと」を割り切って区別しつつも、自分のできる範囲を少しずつ広げていきたいと思うようになりました。
当社でも女性社員の採用が増えてきたので、後輩の女性社員には私の良い面も悪い面も参考にしてもらいたいと思います。業界としてはまだ男性社会を感じる部分もありますが、性別にかかわらず同じ土俵で仕事ができる環境が整ってきているので、女性だからと引け目を感じないでもらいたいですし、自身もそのように働いていきたいです。現在勤務する支店の支店長が女性であることもあり、女性が管理職になることへの意識は大きく変わりました。私自身は家庭や子育てを第一優先に、キャリアアップをひとつの選択肢として、自分の時間をより長く確保できるタイミングが来た時にステップアップをしていきたいです。