休職中の復職支援が励みになった
2001年4月入社。2014年に結婚、妊娠し、2015年4月から産休に入りました。休職制度を利用して2017年4月に復帰。同年9月からインナーウェア売場に主任として着任しました。
育休中、会社が復職支援を目的に開催する「はとパパはとママセミナー」に参加し、情報交換を通じて育児不安が解消したり会社とつながっている自分を確認できてよかったです。
当社では、最大3年間育休が取得できますが、同僚や友人から会社の情報などを聞くうちに働きたいという気持ちが強くなり、2年で復帰することにしました。
部下を信じて任せることが大事
1日6時間、朝10時から夕方5時までの短時間勤務制度を利用して、休業前と同じ主任の職位で復職しました。
育休後は、主任から係に職位を下げて復帰する人がほとんどで、私も最初はそのつもりでしたが、はとパパはとママセミナーで得た情報と友人や家族の後押しもあり、「ここまで積み上げたキャリアを生かしもう少しがんばりたい」という気持ちになりました。しかし、躊躇はありました。
一番の不安は、これまで8時間でしていた業務を6時間でできるのか、また、夜9時までフルで働けない短時間勤務の私に務まるだろうかということでした。たとえば部下は夜9時まで残るのに自分は5時には帰ってしまう。周囲に迷惑ではないかと悩み、上司に相談すると、「働きたいという強い気持があるなら大丈夫」と背中を押されました。
復帰後は、いい意味で「あきらめ」がよくなりました。1から10まで全部自分が関わろうと思わない。「ここからは任せるからあとは思う存分やってね」と部下を信じて任せるようになりました。また、夜残れない分は朝の時間帯でやる、家族の手が借りられる日は可能な限り遅番に入る、というように、時間を融通するようになりました。
子育てで大変なのはほんの短い間。それなのにスキルのある人が辞めるのはもったいない。私を見て、「あのくらいなら真似できそう」と、出産後、主任として働くことを前向きにとらえる人が一人でも増えてくれればと願っています。