職員登用制度の第1号に
2001年に入行。2005年と2008年に産休・育休を取得。第1子のときは、子どもとの時間が欲しいと思い、パートタイマーに雇用形態を変更。第2子の時は子どもの病気により退職。2010年に嘱託行員として再雇用。2012年に職員登用制度ができ、試験を受けて正行員として再び働くことができるようになりました。2019年に第3子出産のため育休を取得。その後、育児短時間勤務を利用して復帰。現在に至ります。
嘱託行員として再雇用されたときに人事部に配属され、「両親の援助が得られない」「子どもが体調を崩しやすい」「子どもが小さいうちは自分で面倒を見たい」など様々な思いを胸に退職するかどうか悩んでいる女性が多くいることを知りました。これからは、仕事か子育てかの二者択一ではなく、働き方には色々な選択肢があることを、私が身をもって証明したいと思うようになりました。そこで当時の上司に「出産や育児で退職した人が再び活躍できる制度を作れないか」と提案し「職員登用制度」が実現。後進に道筋をつけ制度を浸透させるために、自ら第1号となりました。その後、「キャリアリターン制度」もでき、子育て後、戻ってくる人も増えました。「後輩に負けないようもっとがんばろう」と励みになっています。
今しかできない仕事と子育ての両立を楽しみたい
会社の様々な制度や、職場の方々の理解やサポートのおかげで仕事と子育てを両立でき、とても感謝をしています。また、仕事を継続してキャリアアップしたいという気持ちを夫に理解してもらい協力を得られたことも大きかったです。
女性の働き方は、ライフイベントや本人の意向により様々です。子どもがある程度大きくなるまでは短時間勤務制度を利用して子どもとの時間を優先したい人、子育てが一段落をしたら管理職を目指したい人など、一人ひとりが自分に合った選択肢を選べること、また、一度仕事から離れても再びチャレンジできることを証明したい。そのためにも私自身が自己研鑽に励み、今しかできない仕事と子育ての両立を楽しんでいきたい。また、今後は介護とも両立できる環境を行内に浸透させていければと思います。