会社や周囲のサポートのおかげで復職し継続勤務
2001年に新卒入社。管理栄養士として東京都23区内の病院で患者食の献立の確認や、栄養指導などを担当しています。2013年から2015年まで1回目の産休・育休を取得、2017年から2018年まで2回目の産休・育休を取得し、現在は、短時間勤務制度を利用して働いています。
妊娠が分かったときは、制度や手続きの内容などが分からず不安でしたが、ハンドブックに情報がまとめられていたので大変助かりました。また、育休中は定期的に会社から社内報が送られてきたので、「会社とつながっているんだ」と安心でき、うれしかったです。復職前には、復職支援セミナーに参加し、先輩ママから家事の工夫や時間の使い方などを聞けたことで、復職後の生活イメージがわき、仕事への意欲も高まりました。
復職した当時は、職場環境(早番・遅番、土日出勤)や子育てとの両立などの観点で不安でしたが、同じ職場に先輩がいたので、安心して復職できました。制度を利用する際は、周囲に与える影響を考えると不安もありましたが、皆さまに理解していただき大変助かっています。私自身、環境に甘えることなく、周囲の理解を得られるよう、限られた時間の中でも自分にできることに精いっぱい取り組むことを常に意識しています。
さらなる自己成長と後輩社員が働きやすい環境を目指して
復職後は勤務時間が限られているため、「To Doリスト」で業務に優先順位をつけ、慣れていきました。その成果もあり、今では時間管理ができ、効率よく業務を行えるようになりました。今後、業務効率化によりできた時間を自己学習にあて、より患者さんに寄り添った栄養指導ができるように管理栄養士として知識の幅を広げていきたいと思います。
私が継続して働けているのは若手栄養士の支えのおかげでもあります。若手栄養士が子育てをする際に、安心して制度を利用して両立できるように、私自身の経験を伝えサポートしていきたいと思いますし、また、同じように後輩に受け継いでいってほしいです。そうすることで、経験や知恵が継承され、「お互い様」の風土が根付き、復職後長く働く女性が増えていくと信じています。