育休後、テレワークを利用して復帰
新聞記者に憧れて当社に入社しました。現在入社6年目になります。入社5年目に妊娠。当時、夜勤のある整理部に勤務していましたが、上司にかけあって、夜勤の中でも深夜作業のない早番のシフトに変更していただきました。
昨年、女児を出産。育休を取得しましたが、保育園の都合で、半年で復帰。以前のように夜勤のある整理部には戻れないため、ちょうど今年からスタートしたテレワーク(在宅勤務)ができないかと人事部に相談したところ、デジタル編集室なら在宅勤務ができそうだということで、週4日の在宅勤務と週1日の出社、短時間勤務制度も利用して、仕事を再開しました。在宅勤務のおかげで、休憩時間に家の掃除や食事の下ごしらえなどちょっとした家事を片付けることができ、保育園のお迎えの後に家事に追われるということなく子どもと向き合えるのは大変助かっています。
出産や育児はキャリアの妨げではない
ニュースの速報性が重視される新聞社という業種で、在宅勤務の私が果たして務まるのだろうか、子育てをしながらどこまで仕事をがんばれるのかと不安がありました。しかし実際には、電話やメール、チャットなどを駆使すれば会社との連絡業務も取材も支障なくこなせることがわかりました。
また、ネットニュースの読者の多くは女性だということがわかり、そういう方たちに響くニュースを書くには自分の子育て経験も生かせると考えるようになりました。
出産や育児がキャリアの妨げになるという意識ではなく、それも一つの貴重な体験であって、視野を広げる出来事の一つだと捉えることができれば、多くの女性たちが安心して育休を取得でき、復帰後も仕事と育児の両立を楽しめるのではと思います。
私の経験が、多少でも会社の役に立ち、「在宅だからできない」「子育て中だから能力を発揮できない」という不安の払拭につながれば嬉しいですね。女性たちが出産でキャリアをあきらめなくていいという風潮を広げていきたいと思います。